BONNIE PINK『ONE』

BONNIE PINKのニューアルバム『ONE』の感想。
ボニーさんはどこかで聴いたことがあるような音楽を作らないよう、常に心がけていると語っている。
そんなわけで、アルバム毎にカラーも違う。
例えば、『Present』ではネガティブな歌詞が多く、表題作の『Present』は曲調もちょっと突き刺すような印象を受ける。
一方、『Wildflower』や『April Shower』のような温かい曲もある。
ボニーさんが悩んでいた時期らしく、ポジティブとネガティブが混在したアルバムになっている。
前作の『Thinking Out Loud』は、いいことも悪いことも含めて、自分が感じていることを心の内に閉じ込めず、周りに吐き出していこうよ、というアルバム。
ボニーさんは当時、「私だって人間だし、嫌なことだって考える」と語っていた。
いいことも悪いことも正直に表現した、人間らしいアルバムといえるかもしれない。
曲調は聴きやすいものが多かった。
今回の『ONE』のレコーディングはロンドン、ストックホルム、ロサンゼルス、マルメ、東京で長期間に渡って行われた。
プロデューサーはBurning Chicken、Martin Terefe、Track & Field、Jocko Apa for Teddybearsと、知る人ぞ知る、世界的な方々。
曲ごとにプロデューサーとレコーディング場所がこれだけ違うだけあり、バラエティー豊かなアルバムとなっている。
Martin Terefeの柔らかさと温たたかさ、Burning Chickenの洗練された音楽、Track & Fieldのポップとテクノ、Jocko Apa for Teddybearsの軽快なリズム感……。
何回も聴き応えのあるアルバムに仕上がっていると思う。
ボニーさんのこだわりを随所に感じる。
アルバムのタイトルの由来は、
「世界をまわってレコーディングして、世界はひとつと感じた」という実感と
「新たなる一歩」
という2つの意味合いが込められている。
やっぱり、BONNIE PINKは好きだなー。
最後に、アルバム内の好きな歌詞を一部紹介。
『Won't Let You Go』
「もう少しだけそっとしておいてくれ」
そんなあなたを抱きしめた 木漏れ日の中
Yeah, yeah, yeah, I won't let you go, no no,
(ええ、あなたを離したりしないわ・・)
Yeah, yeah, yeah, I won't let you go, no no,
(イエー、あなたを離したりしない・・)
この腕の中で 自由も孤独もなく
ただ少し 明日のために微笑んで
『フューシャ フューシャ フューシャ』
生きていつしか私は覚えた
泣かない方法を
それでも溢れた
あなたを想って心が溢れた
『秘密』
ため息ひとつで天使が一人死んじゃうから
あなたのこぼしたそれを両手ですくって食べた
何もかもが順調な風に決めつけられて
世間と眉間の狭間であなたは笑えずにいた
私に甘えて
私にだけやつ当たって
塩アイスみたいにほっとしていいよ
強い子だって泣きたいのさ
笑ってたって泣いてるのさ
私に見せるあなたは
私だけの秘密
どっちにしろ You're beautiful
みんなにいい顔なんて誰も出来ないから
『Ring A Bell』
Reaching out for no man's land
To take a breath and take a chance
I'd walk a thousand nights to change the world
Where to go, when to stop, who to trust, what to say
I found them all
Just need someone to share
Snarl in the dusk everyday to carry on
Ain't so strong
I ain't so strong to go on
Living in the past is not the way to live
I wish you could hear me say
That I miss you
Why were we there back to back
Why were we there face to face
I must be the light when you're in the dark
If you lose me somewhere and your tears are in the air
I will ring a bell until you feel me by your side※
Looking up into the sky
Looking for the reason
Why I'm here and why you can't be here
Who's to hate, who's to blame, who's to hug, who's to love
Who decides?
Why can't we be the same
Trying to believe
Walking down the lonesome road
Ain't so far
I ain't so far from you
Staying the way you are means solitude
I wish you were here
And shook off my fear
Why were we there back to back
Why were we there face to face
I must be the light when you're in the dark
If I lose you somewhere and I'm still hanging in there
I will ring a bell until you feel me by your side
The world has been in a mix too long,
there's no peace when you're at war
Heads or tails, you and I, light and dark, ups and downs
What is there in the middle, what's there to divide us
If you're hurt, cry and say it
Can't you see you're my other half
誰の物でもない中立の地に手を伸ばす
一息ついて そしてそこに賭けてみるために
世界を変えるためなら千の夜を歩くよ
行くべき場所、止まるべき時、信じるべき人、言うべき事
全て判ったけど
後はただ分かち合う人が必要なんだ
毎日続いて行くために夕闇に牙をむいて
けど強くない
前に進めるほど強くはない
過去の中に生きる それは正しい生き方ではない
僕が言う事が君に聞こえたらな
君が恋しいって
なぜあの時 背中合わせだったのか
なぜあの時 向き合っていたのか
君が暗闇に居る時 僕は光でなくてはいけない
もしもどこかで君が僕を見失い 君が悲しんでいると感じたら
鐘を鳴らすよ 君が僕を近くに感じられるまで
空を見上げて
理由を探している
どうして僕はここにいるのか、どうして君はいられないのか
憎むべきは誰? 責めるべきは誰? 抱きしめるべきは? 愛すべきは?
誰が決めるの?
どうしてみんな同じじゃいけないんだ
信じようとしているんだ
孤独な道を歩きながら
遠くない
君からそう遠くはない
ありのままの自分でいるって事は孤独なんだ
君がここにいてくれたらと思う
そして僕の恐れを振り払ってくれたらと
なぜあの時 背中合わせだったのか
なぜあの時 向き合っていたのか
君が暗闇に居る時 僕は光でなくてはいけない
もしもどこかで君が僕を見失い それでもまだ持ちこたえていたら
鐘を鳴らすよ 君が僕を近くに感じられるまで
世界は長過ぎる時間 混乱の中 戦争の最中に平和なんて無い
表か裏か、君と僕、光と闇、浮いたり沈んだり
真ん中には何があるの? そこに僕らを隔てる何がある?
もしも傷ついているなら 泣いて そして言うんだ
君は僕の片割れなんだってわからない?って
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