人生は選択の連続だ




 人生は選択の連続だ。

 夕飯は何を食べよう、休日にどこに行こうといった日常のたわいのないこともあれば、結婚や就職という人生の岐路もある。

 選択直後には、その判断が正しいものだったのか分からないことも多い。
 悩んで出した答えに結果が出ないうちから、これで本当によかったのかと不安になることもあるだろう。

 選択が正しかったのかどうかは、その後の自分の行動に左右される場合もある。

 誰だって、あのとき違う方を選んでおけば、なんて後悔はしたくない。
 だったら、判断を悔やむ前にベストを尽くすことだ。
 例えダメでも、あのときは精一杯やった結果の判断だったんだから仕方ないって思えた方がダメージは少ない。
 恋愛でも、好きな人に告白しないで付き合えなかった場合より、告白したけど付き合えなかった場合の方が気持ちが楽だという傾向があると聞いた。

 選択肢のない人生というものがあったとしたら。
 自分の歩む道は、生まれる前から1本しかない。
 そんなものがあったとしたら、機械がただ作業をこなすのと変わらない。
 笑いも涙も怒りも悲しみも、全ては虚しい響きだ。

 選択できるってことは、決して悪いことではない。
 迷えるというのは幸せなことだと思う。

 辛い選択や重い選択を迫られたとして、選択肢がないのとどちらがよいか。
 死の淵にいる者が、選ばなければ確実に助からない、選んだとしても保証はない、といわれたって、そこに選択の余地はない。
 選択の余地があるから悩む、苦しい。
 しかし、そこに想像力を加え、これより更に厳しいことが待っているのに、それを避けることができなかったら、今より辛いんじゃないか。

 自分の決断を後になって悔やむぐらいなら、いま、目の前にある選択肢、これから迫られる選択肢のために、少しでも善処するんだ。