クラウドコンピューティング@Interop Tokyo 2009
Interop Tokyoで有料カンファレンスを受講し、展示会を見てきた。
カンファレンスの前に、予備知識でこちらを貼っとく。
■■■■クラウドコンピューティング(Wikipedia)より抜粋■■■■
クラウドコンピューティング(cloud computing)とは、インターネットを基本にした新しいコンピュータの利用形態である。
ユーザーはコンピュータ処理を、ネットワーク(通常はインターネット)経由で、サービスとして利用できる。
■名称
「クラウド」(雲)は、ネットワーク(通常はインターネット)を表す。
従来より「コンピュータシステムのイメージ図」ではネットワークを雲の図で表す場合が多く、それが由来と言われている。
■概要
従来のコンピュータ利用は、ユーザー(企業、個人など)がコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどを、自分自身で保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングでは「ユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受け、サービス利用料金を払う」形になる。
ユーザーが用意すべきものは最低限の接続環境(パーソナルコンピュータや携帯情報端末などのクライアント、その上で動くブラウザ、インターネット接続環境など)と、サービス利用料金となり、処理が実行されるコンピュータ本体や蓄積するデータなどの、購入や管理の大半が不要になる。
クラウドコンピューティングは、従来から存在するネットワーク・コンピューティング、ユーティリティコンピューティング、SaaSなどを、ユーザーの視点で呼び直したもの、あるいはこれら要素を含み更に発展させたもの、などとされる。
クラウドコンピューティングは、以下の3種類に分類される場合が多い。
また以下を総称してXaaSと呼ぶ場合もある。
SaaS
インターネット経由のソフトウェアパッケージの提供。
電子メール、グループウェア、CRMなど。
セールスフォース・ドットコムのSalesforce CRMなど。
PaaS
インターネット経由のアプリケーション実行用のプラットフォームの提供。
仮想化されたアプリケーションサーバやデータベースなど。
ユーザーが自分のアプリケーションを配置して運用できる。
セールスフォース・ドットコムのForce.comプラットフォーム、GoogleのGoogle App Engineなど。
HaaSまたはIaaS
インターネット経由のハードウェアやインフラの提供。
仮想化サーバーや共有ディスクなど。
ユーザーが自分でOSなどを含めてシステム導入・構築できる。
Amazon.comのAmazon EC2、Amazon S3など。
クラウドコンピューティングの形態で提供されるサービスを「クラウドコンピューティングサービス」または単に「クラウドサービス」、そのサービス事業者を「クラウドサービスプロバイダー」または単に「クラウドプロバイダー」とも呼ぶ。
インターネット経由の一般向けサービスを「パブリッククラウド」、企業内(ファイアーウォール内)などのサービスを「プライベートクラウド」、両者を組み合わせたサービスを「ハイブリッドクラウド」とも呼ぶ。
クラウドコンピューティングで使用される技術は、ユーザーとプロバイダの間は通常は標準化されたインターネットの技術が使用されるが、専用の技術(プロトコル、ソフトウェア、ハードウェア)を必要とするものもある。
またプロバイダの内部(データセンターやサーバ群)で使用する技術は問われない。
多くの場合はオープン標準に準拠したソフトウェアと、ユーザー数や処理量の増減に対応できる仮想化技術が使用されるが、Googleのように自社独自技術を多用している場合もある。
■ 特徴
クラウドコンピューティングの定義や説明には多数のものがあるが、以下のものもある。
クラウドコンピューティングの本質は、従来からのユーティリティコンピューティングという概念に等しい。
ただし、YahooやGoogleやamazonなどの消費者向けのWebサービスなどで、多数の利用者によって培われた技術を、法人や公共機関向けのITサービス向けに進化させたものを言う。
消費者向けをConsumer Webと呼び、法人向けをBusiness Webという定義もある。
後者のBusiness Webのことをクラウドコンピューティングとしている場合もある。
従来、YahooやGoogleなどは、無料で提供するサービスの対価として、企業からの広告収入が事業の基本にあったが、クラウドコンピューティングでは、その技術を使い、セキュリティやプライバシーなども強化して、法人向けのサービスとして提供し始めたことが、従来のWebと大きく異なる。
クラウドコンピューティングには、ハードウェア・ソフトウェアに限らず、データベース・ソフトやビジネス・ロジックやAPI、ユーザインタフェース、セキュリティ、バックアップ、災害対策システムまで、標準のサービスとして提供されており、しかも、その上でのシステムを、ユーザが独自にカスタマイズや、アプリケーションを開発することも出来るようになっている。
これによって、コスト削減や、開発期間の短縮が、実現できるとも言われている。
クラウドコンピューティングと従来のネットワークサービスとの最も大きな違いはその幅広さにあり、従来はネットワークを介することが考えにくかったストレージなどもそれに含まれる。
逆にいえば、クラウドコンピューティングと呼ばれるサービスの種類は非常に多岐にわたるため、個々のサービスが何を実現しているのか注意する必要がある。
■利用技術
クラウドコンピューティングはネットワーク・コンピューティング、ユーティリティコンピューティング、SaaSなどの要素を含み、それをさらに発展させたものと考えることができる。
クラウド・コンピューティング・サービスを提供する側のデータセンターでは通常、ユーザー数やデータ数の変動を吸収できる仮想化技術を使用し、インターネットを通じて世界中のどこからでも・誰でも利用できるようにしている。
商業利用に際してはQoSを利用することもできる。
これらの技術・サービスを支えているのは公開された標準規格とオープンソース系のソフトウェアであるが、データセンター内部では独自技術を使う事もある。
たとえば、Googleの大規模分散データベースであるBigTableは独自のファイルシステムとDBMSにより構成されている。
クラウドの本体・部品・素材の技術開発及び生産はすべて欧州と北米で行われているともいわれたが、現在では主要プロバイダーのセンターや開発拠点は世界各国(中国、インド等)に展開されている。
なおプライベートクラウドの場合は、イントラネットと同様にインターネット上で一般公開はされず、企業内(企業グループ内)のセキュアなネットワーク内にクラウドサービスの技術を活用する。実際には各種のWeb(Web 2.0)技術、仮想化、プロビジョニング、サービスレベル管理、課金などの技術が使用される。
■利点
ユーザーはデータセンターの設備は所有せず、データセンターが提供しているサービスを対価を支払って利用することができる。
データセンターは膨大な数のユーザーによって共有されている。
これにより、ユーザーはデータセンターの持つ性能を低コストで利用できる。
インターネットの接続環境さえ有ればわざわざUSBメモリ等のメモリ媒体を持ち歩かなくても自分の所有するデータの保存と取り出しが出来る。
クラウドにデータを送信するとクラウド内でデータの蓄積と様々な分析がなされ、視覚的に表現されて営業や生産がより効率的に行えるため、それぞれの企業が自社で管理・開発していたソフトウェアは不要となる。
つまり、クラウドが情報の処理や管理を一元的に担うので、会社・会社の各部門・個人等は、独自のソフトウェアやシステムを使用せずにクラウドにデータを送信するだけでよく、統一的な連携や仕事の分業等、商業分野でのコストの削減をはかることができる。
急な変更(新規事業、合併、ユーザー増減、法令対応など)が発生しても、サービス内容(ユーザー数、オプションなど)の契約変更だけで良く、どう実現するかをユーザーが検討する必要がない。
クラウドの利点を唱える意見には以下などがある。
「ITの所有から利用へ」ということが、クラウドコンピューティングの本質。
自動車や不動産は中古でも、再販価値があるが、ITの場合、ハードもソフトもほとんど再販価値はない。
今後、電力や水や公共交通機関や金融システムなどと同様に、ITは、社会基盤のひとつになり、そこに企業の競争力・差異化を求めるのは古いという概念が浸透してきている。
今後、さらにコモデティー化が進み、その道具をどのように効率的、効果的に使うかという知恵が経営に重要であって、時間をかけて開発し所有することの差別化・価値は、急速に減少してきている。
「クラウド化する世界」(ニコラス・カー ハーバード・ビジネス・レビュー 主席編集者)
従来のITは、基本的には5年間の拘束条件で、リース契約を結んで支払う。
社会環境の急激な変化に、5年間は、すでに合わなくなってきている。
今後、クラウド事業者が増加することで、より競争されて、機能向上、低価格化が進むし、その時点で、最適な事業者に移ればよい。
「Point of Sales」に対して「Point of Use」という概念が出てきている。
買った時点が最高で、そこから陳腐化始まるものと、常に使っている時点で最高、最新のものを利用できると言う概念。
従来のITは、常に、何か変更する場合は、追加費用が発生していたが、Cloudの標準は、事業者がどんどん最新の技術に更新してゆくため、追加費用なく最新の技術を利用できる。
個人所有の別荘と常に最新のホテルをその時だけ利用するようなもの。
なお上記への反論や疑問には以下などがある。
企業がどの業務を投資・差別化するかはビジネス戦略であり、ITはそのツールにすぎない。
「全企業や全業務で差別化は不要」とは限らない。
またパッケージで足りる業務は既にパッケージ(ソフトウェアパッケージおよび汎用的なハードウェア)採用が、インフラの運用はホスティングや外部委託なども進んでいる。
例えば日本の地方銀行は、2008年10月時点で全108行のうち約8割は基幹業務(勘定系)を共同化し、ネットワーク経由で使用しており、既に自社保有はしていない。
本当に低価格となるかはプロバイダ次第である。
ITのインフラがユーザー側からプロバイダ側に移っただけで、必要な作業やコストが消えた訳ではない。
プロバイダ内ではハードウェアや設備の購入を行うため、直後から陳腐化も発生し、需要予測次第ではインフラの不足や過剰が発生しコストとなる。
ソフトウェアは多数のユーザーの要件を集約し開発するため、機能の不足や過剰、不適合(アンマッチ)、ユーザーごとの個別バージョンなどが発生すると、費用対効果が低下する。
更にセキュリティや監査対応を含めた全体の運用管理コスト、営業や契約管理のコスト、そしてプロバイダの利益を上乗せする必要がある。
スケールメリットは得られるが、従来の共同センターやアウトソーシングと比較して低価格化が実現できるとは限らない。
■問題点
コンピュータシステムを自前で保有し、修正(カスタマイズ)や運用変更もできる場合と比べると、通常のシステムインテグレーターやアウトソーシング以上にブラックボックスとなり、同業他社との差別化は困難で、突然の変更には対応できない(サービス提供業者に拒否される)リスクがある。
基本的にはすべてのデータがクラウドに集約されるため、クラウド提供側やネットワークの障害や、あるいはクラウド提供側の倒産やサービス終了などでクラウドのサービスが使用できなくなると、クラウドコンピューティングを利用する企業の経営も停止する恐れがある。
一部のプロバイダはSLAで所定の稼働率を達成できなかった場合の返金や繰越を行っているが、メリットとリスクとの比較考慮は必要である。
また通信会社を利用した場合の盗聴されるリスクと同様、集中的なデータの管理はクラウドに銀行/ビジネス/医療などの情報を完全に把握されてしまうためハッカーの格好の攻撃目標となり、個人情報を含む顧客情報や経営情報の流出のリスクがある。
また企業はクラウドに依存的になり、開発者らの「利用する事で収益を上げ、中毒症状にさせることで、ますます顧客を増やせる」という発言のとおり、依存度が高まれば通信不能が営業不能に直結するという事態も発生する。
さらに、クラウドはその破壊や政治的利用など存在自体が極めて大きな危険性をもつ。
ITの発達は将来の見通しが立たないが、最も重要な人権の一つのプライバシーの面からはクラウドにどこまでの支配を許せるかは難しい問題とされる。
また2008年9月にFSFのリチャード・ストールマンは、クラウドコンピューティングは既存の技術を呼び変えただけであり、ユーザーがプロプライエタリ(ベンダー独自)なソフトウェアに囲い込まれてしまう危険性があると指摘している。
以下でInterop Tokyo2009の有料セッションについて、資料の内容と口頭での説明を記載するけど、乱文のため、分かりづらくてすまん。
■■■■カンファレンス「クラウドコンピューティングの進化とマネージメント」■■■■
講師は2名で、ヴイエムウェアとHP(ヒューレット・パッカード)の方。
MCはNVCの方。
■MCから軽い前置き
・クラウドの捉え方は人によって違う
Ex1)仮想化されていればクラウドという人
Ex2)クラウド=仮想化ではないという人
・そのため、ミスリーディングをなくすことが重要
・クラウドとは、ネットワーク、サーバ、OS、アプリケーション、デスクトップ、ストレージといった多数のサービスをユーザが利用しやすいように仮想化し、提供すること
・今日のコンピュータ、ストレージ、帯域といったリソースを、クラウドによってデータ中心へ変革する
・クラウドの現在の問題としては、セキュリティなど、内容の保持
・クラウドは現時点では確立した技術ではないが、業界内での関心は高く、年内にサービスを構築しようという動きがある
・アマゾン、マイクロソフト、HPなどが乗り出しているところでは有名
■仮想化によるクラウドの実現と管理(ヴイエムウェアの方より)
・クラウドの3つのキーポイント
-完全なオンデマンド
-量・場所・複雑性を隠蔽(ユーザは気にしなくてよい)
-圧倒的なスケーラビリティ
・クラウドの分類 - クラウドを提供するレイヤ
サービス事業者がどこまで提供するか。
SaaS(Service)……サービス、アプリケーション
PaaS(Platform)……OS、ミドルウェア、フレームワーク
IaaS(Infrastructure) / HaaS……サーバ、ストレージ
モデルによってスケールアウトを実現するポイント・技術が異なる。
どのレイヤで提供するのか。
・仮想化技術は重要だが、レイヤによっては必須ではない
・クラウドの分類 - 所有と管理のモデル
プライベートクラウド
-ユーザ自身が所有し管理
-ユーザもしくは関連会社のみがアクセス
-セキュリティやカスタマイズ性を確保したまま企業のデータセンタの効率性を向上
-○:カスタマイズ、効率性、セキュリティ、可用性
パブリッククラウド
-サービス事業者が所有し管理
-契約により誰でもどこからでもアクセス可能
-標準化されたプロセス・手法の採用
-環境の変化に柔軟かつ俊敏に対応
-○:標準化、柔軟性、俊敏性
・ユーザの期待
-クラウド上に提供されるアプリケーションの迅速性、シンプル、低コスト
-サーバやストレージへの初期投資コストの削除
-継続的なデータセンタ運用コストの削除
-アプリケーションにいつでもどこからでもアクセス可能
・ユーザの懸念
-データのセキュリティ
→クラウド上にデータを保存するリスク
-遅延
→作業の効率性への影響
→リアルタイムアプリケーションに向かない
-スイッチングコスト
→既存のアプリケーションからの移行が困難
→既存のアプリケーションと同等なアプリケーションが見つからない
・サービス事業者の期待
-ソフトウェアベンダーにとって新規顧客を獲得する新しい機会
-アプリケーションの提供とサポートを低コストで実現
-コモディティ化したサーバやストレージで構築可能
-規模の経済によりデータセンタの運用コストを最適化
・サービス事業者の懸念
-SLAの保証
→どのようにSLAを保証するのか
→SLAの保証にかかるコストをどう測るか
-ビジネスモデル
→どこまで現実的か予測が立たない
→初期の利益が少ないまま投資を行って大丈夫か
-ユーザの囲い込み
→何で差別化し、付加価値を提供するか
・クラウドと仮想化の関係
サーバ仮想化技術
→SaaS:プロビジョニング、リソースの効率的利用
→PaaS:プロビジョニング、マルチワークロード、マルチOS
→IaaS:マルチテナンド、可用性、セルフデプロイ
・物理的・インフラとしては、仮想化は必須
・ハードウェアの抽象化によって規模の経済を最大化
-物理リソースを抽象化することで実現される仮想化環境では、ワークロードのモビリティ(可搬性)の向上と、投資の柔軟性を実現
-システムとリソースを完全に分けた投資を可能に
-管理は一元化が可能
-ドライバなどの入れ替えなく移動
-異なるベンダー・モデルの物理ソースの混在も可
-物理リソースを仮想的なひとつのインフラとして利用
・マルチテナントとシェアードユーティリティの実現
-仮想環境でのワークロードは相互に独立性を保つため、広大な物理リソース上に配置可能
-自動配置機能やリソース割り当ての保証により、パフォーマンスを保護
・スケールアウトを支えるプロビジョニングの迅速性
-仮想環境における物理サーバは単なる計算資源に過ぎず、追加が容易
-仮想マシンも複製による迅速な展開のみならず、物理的な作業を排除し、完全な自動化も実現
・一律な可用性の向上と、Partial Failureの許容
-クラウド基盤の拡大に応じてハードウェアの故障頻度は上昇する
-仮想環境ではシンプルかつ一律の高可用性機能によって、Partial Failureを許容するインフラを実現
-高可用性の実現に伴う初期コスト・運用コストの増大も回避
・クラウドは完全なオンデマンド
→企業には先行投資が求められる
→過剰な先行投資を避けなければならないため、バランスをとるのが難しい
……マネージメントまではそこまで興味がないため、この後はちと割愛。
■クラウドってどうよ?(HPの方より)
・クラウドサービスの特徴:クラウドサービスに必要とされる要素
-特有のスケーラビリティがある
-構築形式
-セルフ・サービス型モデル
-自動的なプロビジョニング
-柔軟なプライシングモデル
・必要要素
→セルフサービス、仮想化、構成管理、サイジング、オープンソース、最適化、アーキテクチャ、キャパシティ管理、自動化、マルチデータセンタ、QoS、課金、テンプレート、標準化、ベストプラクティス、サービスカタログ
・企業におけるインフラ(エンタープライズ企業)
-ビジネス内容
→多種多様:自動車、航空、その他の製造企業、銀行、保険、エンターテイメント、電話など
Ex)トヨタ、日産、三菱重工、東京三菱UFJ銀行、野村證券
-ITのロール
→ビジネスIT:ITの機能はビジネスからの要求によるものである
→人事、ビジネスプロセス、製造ライン制御、販売、出荷管理
・企業におけるインフラ(クラウドサービスプロバイダ)
-ビジネス内容
→SMB、その他のエンタープライズ企業に対して、サービスをインターネットを経由して、お客様(社外)に提供する
Ex)Google、Amazon、eBoy、SalesForce、Yahoo、Netsweet
-ITのロール:
→ビジネスIT:クラウドサービスプロバイダは、他のエンタープライズ企業と同じくITの機能を持っている
→外部向けITサービス:インターネットを経由して、ITインフラ、サービスを低価格で提供する
・異なるデザインとデリバリのアプローチ
-エンタープライズ企業
→従来型のエンタープライズIT:複数のベンダによるデザイン
→複数のベンダ製品を利用し、お客様・SIパートナーによるインテグレーション
→お客様≠開発者・サービス提供者
-クラウドサービスプロバイダ
→統合されたデザインとデリバリ
→ハードウェア以外の機材を自製
→クラウドサービスプロバイダ=開発者・サービス提供者
・エンタープライズ企業におけるIT変革
-ITの仕事は正しいビジネス成果を生み出すサービスを調達すること
-よりよいビジネス成果:成長の加速、コスト低減、リスク低減
・企業ITの(外部)クラウド利用での考慮点
1. 既存のIT利用方式での制限
-多くの企業に見られるサイロ型(非標準型)のアプリや個別インフラでは共有化インフラや共有プラットフォームの利用が困難
-クラウドのメリットを享受するにはアプリ/ミドリ/インフラのサービス管理方式の刷新が必要(ハードのみのサービス化ではメリット小)
2. 可用性やリスク対応
-企業ITが必要とする可用性やリスク対応が現状のクラウドでは十分に提供されていない
-まずはコスト優先で、可用性は十分に保証されていない
3. ライセンシングがクラウドに未対応
-企業ITが利用しているミドルウェアやパッケージのライセンス方式がクラウドの仮想・共有型利用にマッチしていない(SaaSを除く)
・現時点では、企業アプリケーションのクラウドなどへの即時完全移行は困難
・エンタープライズ企業は、現時点では企業内クラウドを推進すべき
・HPのクラウドに関する見解
-クラウドって?
→インフラにアクセスするための新たな手段
→新たな種類のソフトウェア
→新たな接続方法
→大変革がくるかも。んでもって、ビジネスの方法も変わるかも。
→私たちがすること全てに影響を及ぼすかも
→しかし、大コケする可能性もある
・HPのクラウドに関するビジョンと戦略
-クラウドはインターネットの進化に次ぐステージである
-それは、全てがサービスとしてお客様に提供されることを意味する
-コンピューティングパワー、ビジネスプロセス、個人的なやり取りに至るまで
-「いつでも、どこでも」お客様が必要なものを
-Everything As A Service
1. クラウドプロバイダの支援
2. お客様自身の企業内クラウド構築を支援
・HP-IT データセンタの統合:企業内クラウドの実現
-データセンタの統合、標準化、自動化を行い、俊敏性の向上と事業の継続性を目指す
-3年で統合を実施し、10億ドルのコスト削減
-85以上のデータセンターを6つに集約(各データセンタは5,000平方フィート以上、東京ドーム数個分)
-共有型サービスインスラによるショーケース
→企業内クラウドの実践
→ITリソースの仮想化と共有化
→オペレーションの自動化
→電源、冷却の最適化で25%の光熱費の削減を目指す
→コンポーネントの標準化とモジュール化による物理レイアウトの最適化
■質疑応答
・パブリッククラウドは浸透しにくいのか?
→サービスが企業にフィットし、メリットとデメリットがはっきりしていれば問題ない。
ただし、日本の企業は自分でカスタマイズしたがるところが多く、なかなかフィットしづらいとは思われる。
・クラウドがサービスとして確立したら、最終的にはパブリッククラウドを行う企業が3社に絞られ、大手サーバ企業5社のうち、2社が消えるという噂があるが、本当か?
→業界の歴史をたどると、過渡期に統合はあっても、サービスが全くなくなってしまうというのは考えにくい。
個人的にはないと思う。
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……がんばって書きすぎた。
あんまり突っ込まれてもちゃんと答えられませんので、そこはご了承を。