ダーリンは外国人
小栗さん原作のマンガが大好きなのでチョイス。
事前に予想していた通り、マンガとはだいぶ違う。
コミカルなマンガに対して映画は感動要素が多めという、物語の作りだけではなく、小栗さんの現実であった事実も映画では変わっているところがあった。
いやー、よかったよ。
マンガのセリフがところどころで出てきて、面白いシーンがいくつかあったし、感動的な部分もよかった。
井上真央さんは、コメディを演じさせたら安定しているなぁ。
トニー役のジョナサンさんは、人によっては演技力に違和感があるようだが、自分は大丈夫だった。
キャストでは特に、さおりの両親を演じていた國村隼さんと大竹しのぶさんが映画を締めてくれた。
父より。
「赤の他人が一緒になるっていうのは、簡単なことじゃないんだよ」
父とのシーンは、じんわりきた。
自分の身に置き換えてしまうところもありーの。
母より。
「日本人も外国人も変わらない。
人と人は違うの。
その違いを認め合って、分かち合って、分け合っていく。
それが、家族になるってことなのよ」
これが聞きたかった。
このシリーズのマンガは国際結婚に憧れる女性から人気があるが、小栗さんは国際結婚を推奨しているわけではなく、国籍は関係ないということを伝えたかったといっている。
原作のメッセージがちゃんと描かれていたのはポイント高し。
あと、さおりが徹夜でマンガを描くシーンは、個人的には妹がよく徹夜で絵を描いていたのと重なった。
あれは他の人が止められるものじゃないのよね。
映画でトニーが心配する気持ちはよく分かるし、だからとってさおりが止まらないのも分かる。
そうなると、今度はストレスで色々と荒れたり、相手に対して細かい気遣いができなくなったり。
あの辺りは実感が沸いた。
漫画家やクリエイターは、本当に大変な職業だと思う。
軽いタッチで作られていながら、締めるところは締め、いい映画だった。
上映時間も100分と飽きない長さでマル。