Hachiko: A Dog's Story(HACHI 約束の犬)


涙なみだ


ハチがかわいすぎる


ラッセは素晴らしい


 信じられないぐらい号泣。
 映画でこんなに泣いたのって何年ぶりだろう。
 泣くこと自体はよくあるけど、今回は尋常ならざる涙。

 映画館で観られて、本当によかった。
 予想通り、見逃したら危うく後悔するところだった。



 日本で有名な「ハチ公物語」のアメリカ版。
 大筋の流れは変わらない。

 日本人なら、観る前から想像がついてしまう。
 自分も監督がラッセさんじゃなかったら行かなかった。

 サプライズやひねりは全くなく、展開も全て分かってしまうのに、この感動はなぜだろうか。
 時代や国が変わっても変わらない、普遍的なものを描いていると思う。

 ハチにはちゃんと秋田犬を使っている。
「8は縁起のいい数字なんだ」って、初めて聞いた。
 調べてみたら、確かにそうらしい。

8について

 映画によると、「8」とは天に昇り、また地に舞い戻るという意味があるとのこと。
 序盤の方で出てくるのだが、これはラストへの前フリでもあったりする。

 映画の最後に、実在のハチ公の紹介がある。
 ご主人が亡くなってからも、渋谷駅で9年もの間、待ち続けたと。

 リチャード・ギアさんがまだ子犬のハチを拾ってから、成犬となり、最後は老犬の姿まで描かれる。
 これら秋田犬たちの演技は素晴らしい。
 さすがはラッセさん、子供や動物を撮らせたら抜群だ。
 切ないハチには胸がつまされるし、なんであんな絶妙の表情が撮れるんだろうか。
 老犬のハチは、ちゃんとよろよろと歩いているし。
 また、ハチ目線のローアングルで、モノクロ映像がちょくちょく挿まれるのがうまい。
 犬は色盲だからね。

 あと、映画に出てくるのがみんないい人で、人間の汚い描写がほぼない。
 全くないとはいわないが、他の映画とは比べものにならないほど、負の要素がない。
 それもあって、純粋な気持ちで観られるのだろう。

 映画が終わると、90分前より優しくなった自分と会えるかもよ。なんちて。

 これを観たら、犬が好きになったり、秋田犬を飼いたいって思う人もいるんだろうな。



 自分にとって、今年の劇場鑑賞14本目で、文句なしのナンバーワンです。
 VIVA、ラッセ・ハルストレム監督。
 たぶん、この後も今年はこれを越えるのは出ないでしょう。
 DVDになったら必ず買いたいです。
 また観ても、やっぱり泣いてしまいそう。