蛇にピアス
すでに付き合っているカップルならいいかもしれませんが、付き合っていない男女で観に行くと気まずくなる可能性大です。
映画館で1番多かったのは女性同士で観に来ている人、次に多いのが男性一人、カップルは少なめでした。
初っ端3分ぐらいから絡みがあり、計6、7回はわーおなシーンがありましたかね。
映画ってHシーンはあっても大事な部分は見られないよう隠すものですが、この映画はすごかったです。
映倫が認める限界ラインじゃないでしょうか。
ネットのレビューでは、「ポルノ映画を観に来てしまったのかと思いました」なんていっている人もいるぐらいですから。
こりゃDVD化されたら、間違いなく動画がネット上に出回るでしょう。
なので、わーおなシーンだけに関心があるなら、時間がたてば観られますよ。
と、エロの部分の感想だけじゃあんまりなので、ちゃんと内容に触れます。
過激な演出の割に内容はイマイチという評判が多いようですが、原作好きの自分としては楽しめました。
かなり原作に忠実だったと思います。
原作もわーおなシーンは多いしね。
吉高由里子さんはよくぞまぁここまでやったと感心しますが、喋るとちょっとダメだなぁ。
黙っていれば絵になるのに。
バカっぽい役だから仕方ないのかもしれませんが、原作の印象では、主人公のルイはここまでじゃなかったかな。
一方、男性二人の主役はよかった。
アマ役の高良健吾さん、シバ役のARATAさん。
シバはドSっぷりが真に迫っていて、普段は冷静で紳士なところも不気味さを引き立てていました。
完全に頭も外見もイっちゃってますが、映画のキャラで観る分にはかっこいい。
アマも純粋さと危うさを兼ね備えていて、原作のイメージにかなり近かったです。
映画だけを観たら、「若気の至りだな」「頭が悪すぎる」「得るものがない」などと感じるかもしれません。
背景にある現代に生きる人の孤独感、疎外感、危うさを内包する純粋さ、表現する場がなくて行き場に迷うエネルギー、大切な人の名前すら知らない希薄性、複雑な人間関係……といったものを原作から感じていた自分としては、映画で表現しきれなかった部分を原作から思い起こしていまいした。
原作好きの自分は、両方をセットで楽しんだ感覚です。
まず一般ウケはしないだろうし、エロエロエッサイムズのシーンにドン引きする人もいるでしょう。
人には勧められませんが、自分は好きでした。