もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら


 あんまりドラッカーとは関係なく、青春映画になっていた。
 まぁ、原作を実写化したら、こうなるんだろう。
 原作が好きな人なら楽しめると思う。
 オレは原作が好きなのでよかった。

 商業的で、ご都合主義なのは分かる。
 完全にあっちゃん押しの内容だし。

 それでも、深く考えなければ、青春映画として楽しめる。
 キレイにまとまっていたし。
 何気に、じんわりくるシーンもある。

 あっちゃんは演技力がないね〜。
 表情がまるで動かない。
 演技に関しては、峰岸さんの方がまだよかった。

 原作は好きながら、突っ込みどころは多々ある。
 ピッチャーは全球ストライクで勝負する、送りバントは一切使わないといった戦術は、野球を知っている人が書いたとは思えない。
 実写化しちゃうと、更に違和感が強くなってしまうな。
 ドラッカーをちゃんと読んでいる人には、物足りないというのも理解できる。
 だとしても、ドラッカーという、一般の人にはなかなかとっつきづらいものを、誰にでも分かるレベルまで落とし込んだのはすごいと思っている。
 このブームがきっかけで、ドラッカーに興味を持った人も多いし、功績は大きいんでないの。

 この映画を観て、ドラッカーの内容を分かった気になることはないだろう。
 これが何かのきっかけになれば、それで十分。

 映画館は若い女の子が多く、実際に、「高校野球っていいね」と語っている子もいた。
 これを観て、野球部のマネージャーになりたいって思う子も出てきそうだ。

「真摯に!」
「ひたむきに!」
 という掛け声が好きだった。
 現実にマネする中高生も出てくるんだろう。
 つーか、オレだって高校生だったら、間違いなく部活で使っていたな。

 あと、スタッフロールの途中にも映像の続きが出てくるから、できれば途中で帰らない方がええですよ。