おおかみこどもの雨と雪














「思い出しても泣ける」とまでいっていた人がいたので、どんなにいい映画なのかと期待して行ったら。

 こりゃヤバい。
 まだ4ヶ月残っているけど、自分にとって、おそらくはこの映画が今年1番の映画になるだろう。
 いやー、泣いた泣いた。
『サマーウォーズ』もよかったけど、自分の中ではそれ以上に好きだった。

 なんて美しい映画なんだろうか。
 美しさ100%、優しさ100%・・・。

 家族愛、自然と命の美しさを見事に描いていた。

 映像も文句のつけようがない。
 風に揺れる草花、雨に濡れる森、街の光。
 惚れ惚れする美しさだった。
『NEWS ZERO』の特集も事前に観ていて、すげーコンピュータグラフィックが使われているんだってね。
 実在の風景をアニメーションに同化させる最先端の技術は素晴らしい。
 雨と雪が通う学校も、細田監督の母校そのものなんだと。

 テーマがはっきりしているけど、決して押しつけがましくはない。
 こういう映画はたまらなく好きだ。

 セリフがなく、音楽に載せてぽんぽんと描かれるシーンもよかったなぁ。

 ラストの雨と雪のシーンは、描かれている親子愛の中でも象徴的だった。
 子供が巣立つときの親の気持ちを想像してしまうな。
 親は何もできなかったとしても、子供は何もいわなかったとしても、気持ちは深いところでつながっているんだと思った。

 子供から大人まで楽しめる。
 本当にいい映画なので、ぜひ多くの人に観てほしい。