SLUMDOG MILLIONAIRE(スラムドッグ$ミリオネア)


 泣いた。
 いやぁ、いい映画だった。

 一言でいうと、「愛は世界を救う」と。
 そんな感じだったな。

 スラムで育ち、教育も受けていない。
 そんなジャマールは、『クイズ・ミリオネア』というTV番組で、1問1問と正解していき、ラスト1問まで到達する。
 なぜ、彼には分かったのか。
 一つ一つの答えをたどると、そこには驚愕の過去があった。

 インドのスラムの悲惨さは、目をおおいたくなるものがある。
 五体満足で生きているだけで奇跡的。
 ほとんど、『はだしのゲン』のような世界だ。

 映像はすごくスタイリッシュで、音楽もインドっぽくていい。
 ラストのダンスは、まさにインドだね。
 このものすごく濃い国をよく表現していた。
 作りもスピード感と迫力がある。

 社会へのメッセージ性も強いし、ドラマ性もあって、ラブロマンスや兄弟愛などもうまく融合されていた。
 ラストは泣いちゃうよ。

 作品賞や監督賞を始め、アカデミー賞を8部門で受賞したのも納得。
 さすがは、『トレインスポッティング』の鬼才ダニー・ボイル監督、お見事です。