THE SOCIAL NETWORK(ソーシャル・ネットワーク)


 オレはfacebookはやってないし、マーク・ザッカーバーグがどんな人物かも知らなかった。
 この映画は事実に基づいて、創作が加えられている。
 どこまでが本当のことかは分からないが。

 紛れもなく、facebookを作ったマークはチョー天才だ。
 一応は理系の端くれに所属する自分からは、惚れ惚れするほどの才能。
 ただ、人格には問題アリやねぇ。

 全世界で6億人を超えるアクティブ会員数。
 今年1月時点でのニュースでは、未公開ながら、時価総額は4.2兆円ともいわれた。
 世界最大のSNS。

 映画はバーでマークがガールフレンドにフラれるシーンから始まる。
 その腹いせに、ハーバードの学生であるマークは、学内サーバにハッキング。
 寮ごとに設定されたセキュリティを軽々と突破していく姿は爽快。
 女子学生の身分証明写真をインターネット上に公開し、公開した女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票させる「フェイスマッシュ」というゲームを立ち上げた。
 この逸話は、Wikipediaのfacebookの歴史にも載っている。

 マークの性格の悪さと、プログラマーとしての天才さを強烈に印象づけ、物語は始まる。

 映画はスピード感のある展開で、マークはコイツなんなの? って思うぐらいの早口。
 おそらく、人によっては映画についていけなさそう。

 facebookの共同設立者のエドゥアルド。
 彼の考え方は至極、真っ当なものだろうが、急成長を遂げるfacebookは、既存の考え方をどんどん追い越していった。
 最終的にああなってしまったのは、facebookの成長のためには仕方なかったのかもしれない。
 エドゥアルドには同情するけど。

 ショーンもまるで寄生虫かのように描かれているが、facebookが大きくなったのには、彼の力があってこそ。

 時代のスピード感や、コミュニケーションの変化を体現したかのような映画だった。
 さすがは奇才デヴィッド・フィンチャー監督、お見事です。