サマーウォーズ


映像よし、ストーリーよし


笑いあり、シリアスあり


テンポよし、迫力あり


 単館公開からスタートし、口コミでロングランヒットとなった『時をかける少女』の細田守監督が放つ劇場アニメーションの最新作。
『エヴァ』と同じ方がキャラデザインを担当と聞いた。

 非常によかった。
 現時点で今年観た13本の劇場映画の中でベストスリーに入るかも。

 仮想空間OZ。
 携帯普及率と同じ加入者率を誇るこのOZは、世界をつなぎ、人々のあるゆる生活システムとリンクしているネットワーク。
 このOZに端を発した世界崩壊の危機に立ち向かう、一人の高校生+田舎の大家族という話。

 話はテンポよく進み、ところどころで人を引きつける映像で、観ている側を飽きさせない。

 OZの近未来的映像と、懐かしい田舎の夏の風景と大家族という対比。
 テレビの高校野球の試合展開と、現実の事件の展開がリンクしているのもお見事。

 OZがバーチャルなネットワークなら、大家族は絆で結ばれたネットワーク。
 こちらの対比も素晴らしい。

 クライマックスは映像もストーリーも見応えあり。
 登場人物がみんな輝いて見えた。

「家族の絆」が大きなテーマだけど、その他にもバーチャルネットワークの危険性も示唆していたりするんだろう。
 あんなシステムがあったら、怖くてしょうがない。