SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET(スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師)




 第65回ゴールデングローブ賞にて、ミュージカル・コメディ部門の作品賞、ジョニー・デップさんが主演男優賞に輝いています。
 ミュージカルですが、全くもってコメディではないですよ。

 怖いし、エグい。
 かなーり残酷です。
 ホラーが苦手な人には向かないかもしれません。
 しばらくミートパイは食べれそうにありません。

 ジョニーは歌を歌うのには初挑戦ですが、なんのことはなく、よかったですよ。
 元は役者じゃなくてミュージシャン志望でギタリストだったぐらいなので、音楽センスもあったんでしょうね。
 今回の役どころは残忍な悪役で、独特です。
 いかにもジョニーが好きそうな役だわ。

 バートン監督の奥さんであるヘレナ・ボナム=カーターさん、『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生ことアラン・リックマンさん。
 味があります。
 カーターさんはもはやバートンお抱えですね。

 あとは、船乗りのイケメン青年と、トビー少年がよかったです。
 二人ともこの映画以前は知らなかったんですが、歌はうまいし、華がある。
 今後、世に出てきそうな気がします。

 残酷な内容なんですが、ミュージカルなのでまだ救われます。
 あのストーリーでただ淡々と描く内容だったら、きついものがあるでしょう。

『シカゴ』のときも思ったんですが、やはり、ミュージカル映画は映画館で観るに限ります。
 あれがテレビだったら迫力が段違いなのは間違いない。

 ラストのあの後味の悪さは、ティム・バートン監督の狙いなんだろうなぁ。
 いやはや、バートンさんは改めて奇才だなと感じました。

 観終わった後に「いい映画」とか「面白かった」とはいいづらい内容ですが、観てよかったですよ。
 映画としてクオリティーが高いと思います。
 ただ、人によって合う合わないがあるでしょうが。