TROY(トロイ)
ギリシャ神話を元に作られた、戦争映画。
ブラッド・ピットがアキレスという役だ。
ギリシャ神話のアキレスといえば、赤ん坊のときに神聖な湖に浸かって無敵の体を手に入れたが、唯一浸かっていなかった足首の裏だけが弱点で、そこを敵に突かれてやられたという。
その逸話から、「アキレス腱」という言葉が生まれたと聞いた。
その映画のアキレスは、まさに鬼人のような強さだ。
強すぎ、桁外れ。
この映画の中じゃ、他の人は全く相手にならない。
一方、アキレスと敵対するトロイ王国の中心となっているのが、エリック・バナ演ずるヘクトルと、オーランド・ブルーム演ずるパリスの王子兄弟だ。
パリスは色恋で戦争の引き金を引いてしまうわ、自ら申し出た、愛する人をかけてのタイマンにて、殺されそうになると逃げ出して兄に助けを求めるわ。
その上、最後の最後にもやってくれる。
オーランド・ブルームさん、本当にロクでもない役どころです。
一方、お兄さんのヘクトルは人間的にできた人で、戦士としてもトロイ王国ナンバーワンだ。
エリック・バナにはアキレス役の打診もあったけど、本人がヘクトルの方をやりたがったらしい。
たしかに、ヘクトルはいい役どころだわさ。
かの有名な「トロイの木馬」が実行されたとき、アキレスが取った行動がなんともいえない。
戦いの神に愛され、生まれたときからその道が決まっていたと自らが言うアキレスも、ただの残忍な人ではなかった。
大軍勢の衝突には迫力があり、タイマンも面白いし、登場人物の交差する気持ちなど、色々と見応えのある映画だった。