闇金ウシジマくん
『おおかみこどもの雨と雪』が美しさ100%、優しさ100%なら、この映画は厳しさ100%、優しさ5%といったところ。
優しさが0%じゃないところがミソですな。
現実の厳しさ、お金の厳しさをえぐっている。
原作はほんの少しだけ手を出したことがある。
またちゃんと読んでみたくなった。
この映画を観て、闇金からお金を借りようと思う人は、まずいないでしょう。
1度でも手を出したらおしまい。
家族、恋人、友人にまで迷惑がかかるのは、本当に辛いだろうな。
一般ではトイチ:10日で1割ですら暴利なのに、この映画のトゴ:10日で5割、ヒサン:1日で3割ってアホだろ。
こんな金利をふっかけられたら、返せるわけがない。
もちろん、フィクションだからオーバーに描いているのは分かるが、現実に闇金は存在しているわけで。
確かに存在する社会の闇を垣間見た。
ウシジマくんは悪人だけど、どこか憎めないところがある。
それは、彼のいうことも、ごもっともという面があるからかもしれない。
借りたものは返す。
最初から、それが約束なのに。
しっかし、山田孝之くんはかっこいいなー。
何があってもクールなウシジマくん。
『クローズZERO』のときにも感じたが、本当に強そうに見える。
大島優子さんに関しては賛否あるみたいだけど、自分としては悪くなかったかな。
演技力も見られないほどじゃないし。
いい人だけど、バカを見やすい女の子ってキャラも合っていた。
あとこの映画って、ウシジマくんじゃなく、イベントサークル代表を演じる林遣都くんがほとんど主人公なのね。
林くんも若くていい役者だと思う。
こういう人も実際にいるだろうなー。
なかなか面白い映画だった。