WALL・E/ウォーリー


えぇですのう



 2009年の映画館1本目。
 友人が絶賛していたので、期待して足を運んだ。

 うん、こりゃいい。

 ピクサー映画だから、ほのぼのしたファンタジーかと思いきや、意外とシビアで緊張感のある映画だった。
 それでいて、お得意のコミカルもあるし、現代への警告ともとれるメッセージ性もある。
 映像技術はさすがとしかいいようがない。
 自分としては、圧倒的に『ポニョ』よりよかった。

 ウォーリーとイヴって、映画全編を通じて、ほとんど喋っていないのよね。
 動きと表情だけであんなにも感情を表現できることには感嘆。
 びびりなところもあるけど、いざとなると一途な気持ちで勇気を見せるウォーリー。
 男勝りながら、やっぱり女の子なんだなぁと感じるイヴ。
 今までのピクサーっぽく擬人化したロボットではないのに、実に豊かなキャラクターだ。
 ピクサーのアニメーターはすげぇのう。

 腐っていたのは大地か、人間か。
 いや、どちらもまだ終わっちゃいない。
 ウォーリーとイヴが未来を紡いだ。

 人類の生み出す技術の進化の究極には、人間が何もしなくてもいい世界がある。
 あの映画までいってしまうのは大袈裟だが、進化の果てに、人間がどんどんと怠惰になるのは恐ろしいことだ。

 最後なんか、軽く泣いてしまった。
 そしたら、知人の2歳の男の子が泣いたシーンと同じだった。
 え、わしゃ2歳レベルってことですか?