王様ゲーム / 金沢伸明




 とある高校のクラスで、王様ゲームが行われる。
 それだけ聞くと、飲み会みたいな軽いノリを連想しそうだが、この小説は実に凄惨。
 だんだんエスカレートし、後半はひどいことになっている。
『リアル鬼ごっこ』、『バトル・ロワイヤル』、『ひぐらしのなく頃に』などと同系統。

 王様から携帯に届く命令メールは、絶対に服従。
 従わないと罰がある。

 最初はクラスメート同士がキスをしろとか、よくある王様ゲームのような発想の命令。
 それが、命令に従わなくて罰が下されてから、一気におかしくなり。

 読み終わってから気づいたんだけど、主人公の名前が金沢伸明って、作者の名前やん。

 元はケータイ小説で、モバゲータウンでは総閲覧数3000万を突破しており、モバゲータウンにおける最高総閲覧数になっている。
 番外編を含んで4作品が公開されている。

 ケータイ小説って好きじゃなかったんだが、これは面白かった。
 割と思いつきそうで、今までやっていなかった話だと思う。
 文章力はそこまでではないけど、読めなくはない。

 ほんなわけで、一気に読んでしまったのだが、ラストはちょっと残念。
 これだと、序盤のノリが茶番じゃん。
 ラストは青臭い表現がバンバン飛び出すあたりも、あんまり・・・。

 命令11から一気に狂ったな。
 まぁ、話をまとめるためには仕方ないとも思うが。

 序盤はかなり引き込まれ、後半はまぁ、こういう流れにいくよなーって印象。

 実写で映画化もされているが、完全にアイドル映画で、観た友人からの評判は……。
 うーん、映画は観ないかな。